ブロックチェーンはもう実験段階じゃない 銀行の実例で解説

「ブロックチェーンなんてまだ実験段階でしょ」「怪しい技術なんじゃないの」——そんなイメージ、なんとなく持ち続けていませんか。

それ、今のブロックチェーンの実態とは少しズレ始めています。世界的な大手銀行が、ブロックチェーンを実際の取引に使い始めたというニュースが発表されました。今後はWeb3を「怪しい技術」から「金融インフラ」として捉え直す必要が出てくるようです。

実際に触れて、体感で理解する

こうしたニュースを読んで、「へえ、そうなんだ」で終わってしまってはもったいないです。文章で知識として見るだけでなく、実際に暗号資産取引所の口座を持ち、日々のニュースや値動きに触れてみることで、初めて「ブロックチェーンが実務に使われ始めている」という感覚を養うことができます。

国内暗号資産取引所はスマホひとつで申し込みが完結します。口座開設には数日かかりますが、まずは、口座を開設してみることをおススメいたします。口座開設のアクションを起こすことで業界の動きが自分事として感じ、ニュースを見た理解度が格段に違ってくるのを体感するハズです。

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ここから先は、今回の「銀行が本番取引にブロックチェーンを使った」というニュースについて説明していきます。

スタンダードチャータードと
HSBCの実取引

今回のニュースの主役は、スタンダードチャータード銀行(通称スタンチャート)とHSBCという、いずれも100年以上の歴史を持つ世界的な大手銀行です。この2行が、国際的な金融メッセージングネットワークであるSwiftが提供するブロックチェーン基盤の台帳を通じて、初めての銀行間取引を完了させました。

ポイントは、これが「実験」や「実証実験」ではなく、実際の取引として行われたという点です。これまでブロックチェーンというと、「将来使えるかもしれない技術」「一部の企業が試している段階の技術」というイメージを持たれがちでした。しかし今回は、世界最大級の銀行同士が、実務としてこの仕組みを使ったのです。Swiftのこの基盤には、世界6大陸にまたがる17の銀行が参加を予定しているとも発表されており、一過性の出来事ではなく、業界全体で進んでいる流れの一部だとわかります。

トークン化預金と
暗号資産との違い

今回の取引は、両行がそれぞれ持っている「トークン化預金」という仕組みをつなぐものでした。トークン化預金とは、銀行にある預金をブロックチェーン上のデータとして記録し、やり取りできるようにしたものです。

ここで大切なのが、BitcoinやEthereumのように市場で自由に売買される暗号資産と、トークン化預金は別物だという点です。

トークン化預金は、あくまで銀行が発行し管理する規制の枠組みの中にある、お金のデジタル版です。値動きによって利益や損失が生まれる投資対象ではなく、銀行間の送金や決済を効率化するための仕組みという位置づけになります。

決済のすべてがブロックチェーン化
したわけではない

もう一点、押さえておきたい重要なポイントとして、Swiftの台帳が仲介役となり、二つの銀行の間でやり取りされた支払いの内容を照合・相殺(ネッティング)したうえで、最終的な決済自体は従来の銀行システムを通じて行われるという点です。つまり、決済のすべてがブロックチェーン上で完結するわけではなく、あくまで情報のやり取りと照合の部分にブロックチェーンが使われた、という段階になります。

ニュースの見出しだけを見て「銀行の決済が全部ブロックチェーンに置き換わった」と受け取ってしまうと、実態より大げさに理解してしまうことになります。それでも、世界最大級の銀行同士が実務としてこの技術を使い始めたという事実自体は、これまでの「実験」という位置づけから一歩進んだ、意味のある出来事だといえます。

この動きは暗号資産の価格に直結するのか

「銀行がブロックチェーンを使い始めた」と聞くと、「したら、ビットコインの値段も上がる!」と考えたくなるかもしれません。しかし、この動きが暗号資産の価格にすぐ直結するとは言い切れません。トークン化預金はあくまで銀行が管理するお金であり、市場で売買される暗号資産とは、仕組みも目的も異なるからです。

ただし、Web3の基盤技術であるブロックチェーンが、規制された金融機関の実務の中で使われ始めたという事実は、この技術全体への信頼を積み上げる材料のひとつにはなります。

「怪しい技術」から「実際に使われているインフラ」へと評価が変わっていく過程にある。

これは、暗号資産全体を理解するうえでも押さえておきたい前提です。

まとめ
価格の上下だけでなく技術の広がりにも目を向ける

今回のニュースを「暗号資産が上がるかどうか」という視点で見るのではなく、ブロックチェーンという技術そのものが、実験から実務へと段階を進めているという広い視点で捉えることが大切です。

こうした技術面の変化を少しずつ押さえておくと、価格の上下だけに振り回されない判断軸を持てるようになります。とはいえ、知識だけを頭に入れているだけでは、なかなか実感がわかないのも事実です。

筆者自身、暗号資産について文章で読んでいるだけの頃は、こうしたニュースを見ても正直ピンときていませんでした。実際に口座を開いて、日々の値動きやニュースを追うようになってから「業界がどう動いているのか」と自分事として捉えられるようになったと感じています。

国内の取引所はスマホから申し込みを完了させられます。口座開設には数日かかりますが、まずは口座を作ってみて、こうした業界の動きを日常的にチェックできる環境を整えてみてはいかがでしょうか。数百円分だけでも暗号資産を持ってみると、ただ流れてくるニュースが自分事として感じられるようになります。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の暗号資産の購入や投資を推奨するものではありません。暗号資産の価格は変動が大きく、元本を割り込むリスクがあります。投資に関する最終的な判断は自分の責任においてになります。

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